木造住宅における構造の考え方------------------------------------------
木造住宅における構造の考え方としては、
建築基準法を守るだけではなく、
建物全体にバランス良く耐震壁や金物を配置します。
最近は、構造用集成材(エンジニアリングウッド)
の使用を薦めています。
無垢の構造材は、乾燥材を利用しても、収縮したり、割れたり、反ったり等変形がどうしても起こり易く、
内装に影響を及ぼしたりします。
構造用集成材の方が影響は少なくなります。
梁・柱等を見せる空間を造るには、最適な構造材ではないかと思います。
また、構造用集成材は、無垢の構造材に比べ同じ大きさであれば
約1.5倍の強度があります。この構造用集成材を利用し、
断面欠損の少ない専用金物とピンによる木造軸組金物工法を採用し、
これにプラスして、外壁に構造用合板等を使用しますので、
実際には、必要な強さ以上となり、建物の構造が大変強固なものとなるでしょう。
全ての建物について詳細な構造計算を行い構造図面を作成致します。
出来上がってからでは、ほとんど見えなくなってしまいますので、
しっかりとした構造にしたいですね。
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